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オキナワン タイクーン 3 「夏の足跡」 vol.5


             

エムがお父さん先生の診療所に来て二度目の春を迎えた。時折吹く風が桜の花びらを舞いあがらせた。

 

その日エムはいつもの窓際で突然懐かしいその名前を聞いた。

 

「ジュンちゃ〜ん。お待たせしました。次、お入りください。きょうはどうしたのかな。」

 

 柴犬の子犬、ジュンちゃんは飼い主のおばあさんに抱かれて診察室に入って行った。

ジュンちゃん。とても懐かしい響き。

 

エムの心にだれかの柔らかい笑顔がいっぱいに広がった。
 
 

 エムはその人の指先の感触を思い出した。
 そうだ、ジュンちゃんだ。小さかった私に名前を付けてくれた。いつも私に語りかけたあの指。

 

エムは忘れかけていた日々を思い出した。ふり返ると冬が、秋が、夏が遠くに遠ざかり、ジュンちゃんの姿も遠くに見えなくなっていた。

 

メイは思い出した。

「私はエムじゃない。私はメイだ。」





 








| - | 00:24 | comments(4) | - | |
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素敵なお話とともに、毎回写真も素敵ですね
展開がありそうですね
| かおり | 2013/03/29 9:05 AM |

え?こんなところで終わっちゃうなんて・・・
PEARさんひどい!(笑)
今日は続きが気になって、仕事が上の空になりそうです^^;
| koma | 2013/03/29 9:48 AM |

かおりさん

ありがとうございます
短編なのでコンパクトにまとめたストーリーですが、後半はさて…というところでしょうか(=^ェ^=)
楽しんでもらえたらうれしいな〜
| PEAR | 2013/03/30 7:10 AM |

komaちゃん

エヘヘ、ちょっとじらしちゃった?
私の短編の中で動物が主人公というのはこの作品だけなんですよ(=^ェ^=)
しかも猫だから感情移入しちゃうよねー
いよいよ後半かな
楽しんでもらえたら嬉しいでーす
| PEAR | 2013/03/30 7:34 AM |












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