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オキナワン タイクーン 3 「夏の足跡」 vol.8

                                                                                      photo by  由美太っ

エムがいなくなったというニュースは、学校から帰ってきた帆久人にもすぐに知らされた。足の悪いエムがどうして突然消えたのか。

 

「元気になってもずっとぼくんちの子でいようね。」

あれはやはり帆久人の一方的な約束で、エムは飼い主を探しに出ていってしまったんだろうか。

 

(まさか一人で飼い主さんを探す旅に出かけちゃったの、エム? )

帆久人は心配でたまらなくなった。

 

「どこかでまたケガなんかしたらどうしよう、お父さん。」

「エムは今までまったく外に出ようとはしなかったけどなぁ。でも、あの足ではそんなに遠いところには行けないと思うから、そのうち帰ってくるかもしれないよ。何人か知り合いにエムを見かけたら保護しておいてくれるよう連絡しておいたから少し待ってみよう。大丈夫だよ、帆久人。」

「お父さん、ぼく、エムに悪いことしちゃったのかもしれない。やっぱりお父さんの言うように、エムの飼い主さんを早く探してあげればよかった。」

「帆久人の気持ちはエムにもわかっていると父さんは思うよ。」

 


 エムがいなくなってしまった次の夜、帆久人の夢にエムが現れた。
「帆久人くん、私、メイって言うの。ジュンちゃんが見つかりそうなの。オランジュを探して。」

謎かけのような夢。ジュンちゃん? オランジュ? 初めて聞くエム、いや、メイの声。

エムでもメイでもいい。とにかく無事なんだね。大丈夫なんだよね。

 

オキナワン・タイクーンでしばらく時を過ごしたメイは、アイちゃんとオーリーとじいさんの三人の間に、自分を送り出してくれた仲間たちと同じような絆があるのを感じていた。

 じいさんに不思議な力があることもわかった。メイの言葉を理解し、自在に伝えられる。遠くにいる人に情報を送れる。

 
 メイには帆久人にメイの無事が伝えられたことがわかった。

(ほら、もうすぐ。そうなのね、おじいさん。)

じいさんは小さくうなづいた。










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