CALENDER
<< October 2017 >>
SunMonTueWedThuFriSat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

SELECTED ENTRIES
ABOUT
CATEGORIES
COMMENTS
TRACKBACKS
LINKS


<< オキナワン タイクーン 3 「夏の足跡」 vol.12 | main | うれしい贈り物 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています





| - | | - | - | |
オキナワン タイクーン 3 「夏の足跡」 vol.13

                    

帰り道、帆久人が言った。

 

「前よりとても幸せって言うメイの声が聞こえた。メイはそう言ってたよね。ぼく、なんだかとってもうれしかった。動物は口がきけないけど、いつもきっとなにかを話してくれてる。動物たちがいつも幸せだと感じられるようになれば、きっと素晴らしい世界になるんだろうなぁって思った。いつかぼくも動物たちがなにを伝えようとしているのか分かるようになりたいです。」

 

帆久人の目がまっすぐ前を見つめている。

 

じいさんが振り下ろした魔法のタクトからキラキラ輝く粉が降り出して、どうやらこの男の子の歩む道を照らし始めたようだ。

 

「帆久人くんなら動物の気持ちのわかる優しい大人になれるじゃろうなぁ。お父さん先生のようになぁ。」

 じいさんが笑いながら言った。

 

 

それからも暑い日々はまだ続いたが、ある日一枚の写真がオキナワン・タイクーンに届いた。

 

お父さん先生の病院の待合室で、メイと愉快な仲間たちのそろった写真。もちろん帆久人もいる、ジュンちゃんもいる。みんな楽しそうに笑っている。

 

「こりゃあ、みんな楽しそうじゃのぅ。わしも仲間に入りたくなるのぅ。」

「ほんとだね。でもじいさんが入ったら?」

オーリーがおどけて言った。そのすぐそばからアイちゃんが、

「メイを連れて遊びに来るってジュンちゃんのお手紙が入ってたわ。楽しみだなぁ。みんなと一緒にジジの記念写真も撮れるよ。でも麦わらに黄色い長靴ってやけに目立つよねぇ、普通はひっそり立ってるもんだよね。」

三人の笑い声が店中に響いた。

 

強烈な夏の日差しは、きょうもオキナワン・タイクーンの三人とメイの小さな記念の足跡をじりじりと焦すように照りつけている。

 

 

 


                       完

 

 オキナワン タイクーンの3人と小さなメイとの物語。お付き合いいただいて、ありがとうございました。

 どこかで愉快な3人の仲間を見かけたら、あなたにも不思議なことが待っているかもしれませんね。






                                          
         












| - | 00:02 | comments(10) | - | |
スポンサーサイト





| - | 00:02 | - | - | |

楽しませてもらいました。
ありがとうねー
| もとこ | 2013/04/06 5:45 AM |

終わった〜〜〜!!

PEARさん、あったかくて、優しくて、とってもいい作品でしたよ〜
しばらくほっこり気分味わう事もできて、楽しかったなぁ。
ありがとうございました♪

私もうちの子達がいつも幸せって感じられるような毎日にしていきたいです^^
| koma | 2013/04/06 8:41 AM |

毎日楽しみにして読んでいました。
終わっちゃうと寂しいね。
また連載よろしくです。
| kokeobasan | 2013/04/06 12:52 PM |

PEARさん 不思議なお話ありがとう。
 
メイ、一生懸命お家に帰りたくて、やっとジュンちゃんに会えて・・・よかったね。 たくさんの温かさに出会えてよかったね。 

私はもしかしたらメイにも実はシークレットがあって、見えるひとにしかみえない猫のような気がした。 実体があるないにかかわらず、ふと迷ってお家が見つけられなくなった子は、こうして一生懸命帰るお家を探しているのね。
| トム子ブログのN | 2013/04/06 5:21 PM |

もっちゃん

読んでいただいてありがとう。
そばにいるかけがえのない家族との絆。
この子たちの想いを表現できたらいいなと思いながら、こんなストーリーになりました。
| PEAR | 2013/04/06 11:02 PM |

komaちゃん

お付き合いありがとう。
楽しんでいただけましたか?
いつも寄り添ってくれる子たちの想いは実際には計り知ることはできないけれど、私達の想いはきっと彼らには届いていて、心は通い合っている、という絆を表現したかったのだと、改めて思います。
ありがとうね。
| PEAR | 2013/04/06 11:17 PM |

kokeさま

最後までありがとうございました。
動物を主人公にしたお話は、これが唯一のストーリーでした。
またオキナワン タイクーンお目にかけられたら、と思います。
| PEAR | 2013/04/06 11:25 PM |

のりちゃん

かけがえのない家族との絆のストーリー。
そういったものが込められて、届けたその先にまたそれぞれのストーリーが広げられることほど嬉しいことはありません。ありがとう。
メイの足跡がみんなのところにどんな想いを届けられたのか、最後までお付き合いいただいてありがとう。
| PEAR | 2013/04/06 11:36 PM |

なんだかホッコリして、優しい気持ちになれました。
ネットで連載というのもよいですね。通勤時間だから短いお話が読みやすいし。
またなんか、書いてね♪
お疲れ様でした
| かおり | 2013/04/08 9:03 AM |

かおりさん

ウフフ、通勤の友だったんですね。
嬉しいです、ありがとう。
短編を読みやすいように、ストーリーごとに細かく連載にしてみました。
挿入する写真もストーリーに添ったものを選んだりして、私も楽しめました。
また楽しいお話書きますね。
| PEAR | 2013/04/08 4:37 PM |












ARCHIVES
☆ポチっとおねがいします↓さてさて・・?
にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ
RECOMMEND
OTHERS
SPONSORED